北東アジアを考えよう!

北東アジア(日中韓台朝)をメインに、ユーラシアを包括的に捉えよう。 

中国のグローバル・インパクトを理解する事の意義(前編)

中国のグローバル・インパク

 

 市民レベルでの「爆買い」や中華系企業による日本を代表する企業の買収、AIIBや上海協力機構など、様々なレベルで「中国の影響」を感じられるようになりました。日本以外の国のメディアでも、中国のグローバル・インパクトについて報じられ、その行方について様々な議論がされています。

 ここで一旦、基本の問いかけをしたいと思います。それは

 

   「なんで、中国のグローバル・インパクトはニュース価値があるの?」

という問いです。これには様々な理由が考えられると思います。その内の一つ「日本も含めた欧米先進国にとっての脅威だから研究する必要がある」というのが、一番、シンプルな答えだと思います。しかし、ここで更に考察を重ねたいと思います。

 

僕は「脅威でも、過去にあった事・既存の歴史のパターン」であれば、ここまで慌てるような事は無いのではないでしょうか。と考えています。

 

つまり、中国のグローバル・インパクトは

「今まで、少なくとも欧米列強の帝国主義以来誰も経験した事ない。世界史的に未知の現象なのではないか?」という事です。

 

 

日本のグローバル・インパクトと中国の特殊性

 

 日本の明治維新や戦後の奇跡の経済成長は、どれも世界史的に価値の高いモノです。では何故か。それは、「日本が今までの世界史のルールを破ったから」に他なりません。

 

 日本が台頭するまでは、先進国は白人国家を意味していました。つまり、日本の台頭は有色人種国家で初めて近代化を果たし欧米に並び、戦後も唯一の先進国という大きな意義があるのです。それゆえ、海外でも日本のこれらの現象を真面目に研究している人が沢山います。

 

 では、話を中国に戻しましょう。上から考えると中国も同様に今までのルールを破って台頭している国と考えられます。以下が中国が破ったルールです。

 

 非民主的な国家で経済も完全な自由ではない

 初の人口10億人超国家の台頭

 

アジアである。というのは日本が先陣を切り、アジア小四龍が後続に続いたので条件から外します。

 

今までの常識では、これらの条件を備えている国は台頭できない。ましてやアメリカに勝つなんてイメージできなかったのです。

 

 

中国のグローバル・インパクトを理解しようとする事には大きな意義があるのです。

 

以下を参考にしました。

 

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