北東アジアを考えよう!

北東アジア(日中韓台朝)をメインに、ユーラシアを包括的に捉えよう。 

2016-07-01から1ヶ月間の記事一覧

黄龍VSバハムート(その2)

(その1)では戦後から冷戦までの、中印関係の一番、簡単な所を纏めました。今回は主に2000年以降の動きについて見ていきます。 黄龍VSバハムート 冷戦終結と改革開放で、アジア地域は経済の相互依存化が進みましたが、中国とインドの関係は大きく動く事はあ…

黄龍VSバハムート(その1)

ユーラシアの巨人 中国とインド 中国経済の失速によって、チャイナ+1というプランが脚光を浴びています。これは中国と他のアジアにリスクを分散させるというモノです。その+1の有力なパートナーとして考えられるのがインドです。ゴールドマンサックスなど…

南シナ海 仲裁裁判を受けて。

南シナ海に関する中国とフィリピンの紛争仲裁判の判決が出ました。結果は中国の完全敗訴ではありますが、その判決結果を受けて、台湾と東南アジアとの関係が混乱したり、沖ノ鳥島に議論が飛び火したり、思わぬ事態が起きています。 ここでは、南シナ海の基本…

中露関係を整理整頓する(後編)

前編では、中露関係の歩みと、中国のロシアに対する感情を分析してみました。 前編は此方より↓ http://syuturumu.hatenablog.com/entries/2016/07/15 後編ではロシアの中国に対する見方などを検討して、ユーラシアの超大国の関係を俯瞰し、今後のユーラシア…

中露関係を整理整頓する(前編)

中露関係を整理整頓する 東シナ海での行動を始めAIIBなど、ここ数年の中国とロシアの関係はとても蜜月に見えます。確かに両国は、反米と反介入主義という一致した行動指針を持ち、日本とも領土問題を抱えています。しかし、両国の戦後の歩みなどを見てみると…