北東アジアを考えよう!

北東アジア(日中韓台朝)をメインに、ユーラシアを包括的に捉えよう。 

一帯一路を拒む香港、乗る香港

香港でも注目されている一帯一路

 

 中国政府が推し進め、習近平政権の目玉政策の一つ「一帯一路」。「海上シルクロード」の通り道には香港が存在しています。香港と中国は対立関係にありますが、香港にも香港の諸事情があり背に腹は代えられない状況もあります。それについては以下のブログを参考にしてください。

 

syuturumu.hatenablog.com

 

こうした事情もあるので、香港でも「一帯一路」に乘るか?乗らないか?香港にとっての挑戦と機会は何か?といった研究や話題は多いです。

 

 以下の資料は香港貿易発展局経費研究部が発表した資料です。

http://media.hkprinters.org/HKPM-104/HKPM104-Top2.pdf

 

 

theinitium.com

 

貿易発展局、「一帯一路」委員会を設置【香港―経済】 – 香港ポスト | 香港日本語新聞

 

news.rthk.hk

 

一帯一路に乘ろうとする香港

 

以下のVTRは香港が一帯一路に参加する際に発揮できる優位性について知れるVTRです。

www.youtube.com

 

 このVTRでは香港の地下鉄の運用実績を生かし中央アジアやマレーシアなどの交通系大学と提携する様子や、様々な学術交流する様子が紹介されていたりしています。また、一帯一路は様々な国をまたがって商売する事から、英米法や大陸法イスラム法の法知識が必要となります。香港の歴史から来る経験が生かせる事なども紹介されています。

 

ここからは、邪推の域を出ませんが少しだけ未来予測をしたいと思います。

 

 

 一帯一路計画は中央政府のそして習近平政権の目玉政策です。そして、この政策は国外と国内を繋ぐ性質から、辺境地域や地方の協力なしでは成功しません。そのため、香港を含めた辺境地域に様々な圧力が中央政府から掛かり続けることになると思います。しかも、それは習近平政権の終了、少なくとも2025年までは続く事でしょう。

 香港の政治面における自主性や言論の自由の戦いを考える上でも「一帯一路」への香港の参加は一つのカギになると思います。