ショーンKを東アジアに引き付けて考えてみた。
今さらながらショーンK
テレビで活躍していたカリスマ経営コンサルタント、「ショーンK」氏が経歴詐称とニセハーフというがバレてメディアの現場から身を引きましたね。まぁ、彼の発言を真に受ける事はないですが、それでも僕には少し気になるポイントがあります。
それは、
彼が純血日本人にも関わらずニューヨークに住んでいた経験を元に自分をハーフだと思い込もう! という部分です。
何回も言っておきますが、僕は彼を擁護するつもりはありません。
しかし、彼のせいで
上のような事を思って生きている人たちが気まずい思いをするような事が有ってはいけないと思います。
純血日本人なのに
外国人っぽいアイデンティティーを持った人たち。
「純血の日本人として生まれ日本人として育ったのに自分を外国人だと思う人」そんな事あり得るのか?ただのカッコつけじゃないのか?と思うかも知れません。しかし、そういう人たちは実際にいて、今も生きています。
昨年、台湾で「湾生回家」という映画が公開されました。この映画は、「台湾生まれ台湾育ちの”日本人”」達について扱ったドキュメンタリーです。この映画は台湾で大変ヒットしました。
その映画の中でこんな事を語っている人がいます。
「花蓮のあの自然、景色をそのまま日本に持って帰りたい」
「私の故郷は台湾」
「自分がいつも異邦人のような気持ちだった」
この人たちは紛れもない”日本人”です。しかし、「異邦人のような気持ち」と語っています。
そういった人たちも、民族的には純血の日本人であっても外国人のアイデンティティを持ったり、日本人でもなく外国人でもない日系人としてのアイデンティティを築く場合があります。
ショーンKのせいで、こうした人たちも出鱈目扱いされないか非常に心配です。
以下の記事から引用しました