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北東アジアを考えよう!

北東アジア(日中韓台朝)をメインに、ユーラシアを包括的に捉えよう。 

辺境地区の宿命?-宜野湾市市長選挙を受けて

沖縄を少し違った角度から考えよう

 宜野湾市長選挙で、辺野古基地移転派の市長の方が当選しましたね。これでまた沖縄米軍基地問題がまた拗れる事になります。この騒動に関して、「はぁ?沖縄わがまますぎる!」「いい加減にしろ!」、「沖縄は日本!日米同盟の役割を果たす」「マズイ!これで辺野古に移る」と様々な感想が渦巻き、情勢は混迷を極めてます。ここで一旦、沖縄問題に関して少し違った角度から記してみたいと思います。

 

沖縄人が無知でわがままなのか?

 沖縄の米軍基地の役割は、主に中国や北朝鮮に対する抑止力です。昨今、海洋進出を強める中国に対して、大きな砦として働いています。過去にフィリピンにも米軍は駐留していましたが、住人の反対運動を経て撤退しています。しかし、その後のフィリピ沖に中国が進行し、人工島を造成します。それをキッカケにフィリピンでは再び米軍を呼ぶ動きもあるようです。その経緯に関しては以下の二つの記事が参考になります。

 

www.sankei.com

 

matome.naver.jp

 

上の産経新聞NAVERの記事から考えると、確かに沖縄の米軍基地反対運動は”短期的な視点でしか国際情勢を捉えてない”と思われても仕方がない部分はあります。

しかし、「米軍基地の撤退」がフィリピンで起きたのは事実です。また、米軍基地反対の動きは世界中で見られるようです。ドキュメンタリー映画「誰も知らない基地のこと」でも描かれています。

www.youtube.com

 

また別の、沖縄と似た案件を探すと興味深いモノが見つかります。それは北海道です。

 北海道は冷戦時代はソ連と向き合う前線として役割を担っていました、また明治から現代に至るまで対ロシア防衛という役割がありました。そういった土地なので、性質上、軍事力が集中します。そして、それに対する忌避感から反対運動が起きました。

 1968年、長沼ナイキ基地事件が起きます。これは対ソ連の防衛のために航空自衛隊が、ミサイル基地を建設しようとしましたが、地域住民の反対を受けて裁判になった事件です。

 

長沼事件関係目録

https://www.library.pref.hokkaido.jp/web/hoppo/fvreli00000007v0-att/fvreli00000008bm.pdf

 

長沼ナイキ事件 - Wikipedia

 

上記の事から以下の事が考えられるのではないでしょうか?

 

  • 辺境地域には軍事力が必然的に集まる。そして反対運動が起きる
  • 反米軍基地運動は沖縄に限らない、沖縄がわがままでも無知なわけでもない
  • 米軍基地は確かに安全保障に寄与している

 

 

沖縄?OKINAWA?琉球

 確かに、沖縄は現在はれっきとした日本領です。しかし、過去には琉球王国として中国と日本の双方に属した歴史を持ち、中国や台湾にルーツを持った人たちも多くいます。「沖縄の歴史」を尊重したい。そうした人たちからすれば沖縄が軍事拠点になり、中国や台湾と行き来しにくくなったり、心理的な分断が起きる事は避けたい事と思います。日本は民主主義国家で人権を尊重する国家なので、私はそうした人々の気持ちも汲んだり想像する必要があると考えています。

 しかし、現在の国際秩序のルールや主権国家のルールの下では沖縄に軍事力が集中するのは仕方ない側面もあります。

 

この記事がクールダウンして冷静に議論するキッカケになってくれれば幸いです。

他にも参考になりそうな沖縄に関する資料を張り付けておきます。

www.newsweekjapan.jp

 

 

agora-web.jp